「キョッ キョッ」 という音に いったい なぜ どうして いま と おどろいて 声の主を 探した その 数秒後 には 勘違いだ と 気づいて ああ 馬鹿だな と思う この 音は 車の アンサーバック なのに わたし は 昼間 なのに ヨタカが 鳴いている と あたりを みまわし その 姿を 探した 自分は ひとさまに 見せられるほど 美しくない から と 遠慮 して 闇に まぎれてしか あらわれない ヨタカの 鳴き声 と 聞き間違え なんて どうして してしまったか 情けなく なって かなしく なった 鳴きながら 泣いて 泣きながら 鳴いている あの 鳥の いじらしくて 愛らしい 気持ちを 踏…