子供のころ電車の運転手になりたいと夢を抱いた男子は多い。でもいつか夢のまま置き去りにして現実の世界で生活に追われて大人になっていく。決して子供のころの夢を失ったわけではないけれど現実にはいったんついた仕事を捨てて電車の運転手になるのは不可能に思ってしまう。もしも49歳でその夢をかなえられたらどうなるのか想定するとこのようになるだろうという作品である。 現在鉄道はブームが続いておりさらに二酸化炭素排出量が少ないエコな乗り物という見方が広がったため鉄道が見直されることになった。そのような時代だからこそ作られた映画といえよう。一昔前なら子供のころ夢を抱いたとしても大人になるにつれ鉄道とは一時代前の乗…