三条大橋は京都市にある三条通の橋。
日本橋から120余里(500キロメートル弱)で、鴨川にかかっている。
東海道と中山道の終点で、天正18(1590)年に豊臣秀吉の命により改築された記録がある。
三条大橋は東国への出発点として、また京都の表玄関としての役割を果たしていた。
橋は江戸時代にたびたび流失したが、幕府によりただちに修復され、昭和25(1950)年に現在の姿になったという。
日本で最初の駅伝は三条大橋からスタートしている。
擬宝珠(ぎぼし)は重要文化財で、なかには天正期のものも混在している。
西側から向かって右側の2つめの擬宝珠には、新撰組が長州藩の尊皇攘夷派を襲撃した池田屋騒動の際についたといわれる刀傷が残っている。
橋の東側には高山彦九郎像がある。俗称は土下座像。
橋の西側には東海道中膝栗毛の弥次さん喜多さん像がある。
三条大橋は、東山区にあります。