数ある南禅寺別荘群のなかでも、屈指の庭園の一つと言われている對龍山荘が、昨年末から一般公開を始めたというので早速訪れてみた。 東山を借景とした1800坪という広大な敷地の中に、琵琶湖疏水の水を引き入れて滝や池を配した、植治(七代目小川治兵衛)の代表作の一つと言われている。 他の南禅寺別荘群同様持ち主は変遷しているが、現在はニトリの所有となっている。 以前一日だけ特別公開されたことがあり、ガイド付き9千円という破格の入園料だったが、滅多に見られるものではないと思い、勇んで出かけたことがあった。その時は建物の中にも入ることができたが、写真撮影はOKだがSNSでの公開は禁止だった。今回、撮影も公開も…