新発田市にある清水園に行ってきました。 清水園は、旧新発田藩溝口家の下屋敷だった場所で、「清水御殿」とも呼ばれて いました。1693年に完成し、その際に、遠州流の茶人で、幕府茶道方であった 縣宗知(あがたそうち)が、江戸から招かれ、庭園もつくられました。明治24年 には、越後屈指の大地主、沢海村の伊藤家の所有となり、昭和21年には(財)北方 文化博物館が管理するところとなりました。それに伴い、沢海(現在の新潟市江南 区)の北方文化博物館・本館の作庭を手掛けた庭師の田中泰阿弥(たなかたいあみ) 氏が、清水谷御殿の全体を修復し、「清水園」として現在の姿となったそうです。 清水園の周りには、川が流れ…