1946年 福岡生まれ。医師。 ペシャワール会現地代表。1984年、パキスタンのペシャワール・ミッション病院に赴任、不自由な医療環境のもとでの医療活動を始め、ハンセン病を中心としたアフガン難民の診療に携わる。アフガニスタン北東部の三ヶ所の診療所を中心に、山岳無医村での医療活動を続けている。2000年より、大干ばつに見舞われたアフガニスタンでの水源確保のため、灌漑事業を継続して行っている。
医者よ、信念はいらない まず命を救え!―アフガニスタンで「井戸を掘る」医者・中村哲
★★★★★ 平和というのは戦争よりも努力と忍耐がいる ペシャワール会 tv.apple.com
今朝のニュースで韓国で「非常戒厳解除」という見出しを見て、はて?何のことかと思っていたら、昨晩韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が緊急のテレビ演説で「非常戒厳」を発したことを知りました(夜は早めに床に就くので全然知りませんでした)。大統領曰く、今韓国の国政は「麻痺状態」にあり、北朝鮮の共産勢力の脅威から韓国を守るためだということですが、これに対する韓国国会や市民の動きも急で、国会は今日未明に非常厳戒の解除を求める決議案を可決し、市民も大勢国会前に集まって反対の意思表示をしました。その結果、尹大統領は今朝解除を発表し、「非常戒厳」は一晩で終わることになりました。小生みたいにボーッとした人でな…
以前、 清貧の思想 中野孝次著 について触れたことがあった。当時日本は世界第2位の経済大国で車、家電をはじめ世界中に日本製品が溢れていた時代であった。そして、この本は、日本に対する関心が高まっているから出だしとなり、残念ながら悪い評判ばかり耳にすると続いていく。曰く、日本人は金の話しかしない、金儲け以外関心ないのか、政治、文化、音楽、国際関係、哲学に興味ないのか。若い女まで大金を持って海外に行きブランド品を買い漁る、自分のライフスタイルに自信を持って何事にも一見識ある日本人はいないではないか、しかも貧しい国の人間には傲慢である、云々。そして、この戦中派の文芸評論家は内面の充実こそ価値あり、かっ…
先日、「古賀百工さんの功績」というブログを公開しました。 goodlightsato.com その中で、古賀百工さんがあまり地元の方に知られていないことを、次のように書かせていただきました。 朝倉の歴史に詳しい山崎長太郎さんという方が、百工さんのことを語っていますが、最後の方で次のようにおっしゃっています。 「百工さんのことを話すると、年寄りの人が、「そげな人がおったとな」と言われる。 百工さんのことが、あまり知られとらん。」 私も先日、村の懇親会で、お隣の人に古賀百工さんの話をしたら、「それって誰?」 と言われて、私の方がびっくりしました。 今回は、日本はもちろん海外にもその名の知れた中村哲…
もともとちくまプリマリー新書に入っていた本らしい。 なので平易な言葉で、パキスタン、アフガニスタンの状況と、そこでの医療活動を自ら解説している。 こういった社会貢献活動は、自分の生活と遠いもので、そこに積極的にコミットしていない。 だからと言って否定するものでもないし、むしろ自分にはできないことを積極的に行っている尊敬すべき方々だと思う。 しかし、あまりに考え方が違うという気がした。 上手く説明できる自信がないのだけれど、結論の部分は概ね同意でも、そこに至るまでの道のりが全く異なっているような感覚がある。 文字通り、住む世界が違うというか、世界の捉え方が違うというか、かといってどちらが正しいか…
最近よく、新聞の一面に驚かされる。 『朝日新聞』19日朝刊一面 今朝の『朝日新聞』はトップが「核搭載艦 日本寄港容認の文書 60年安保改定/米『事前協議なしに』/米公文書 専門家が精査」。これは後の沖縄密約事件につながる日米の密約体質を報じるスクープだ。 2年前の3月、参院でこんなやりとりがあった。 《岸田文雄首相は7日の参院予算委員会で、非核三原則の「持ち込ませず」を巡り、有事に際して例外的な対応を取る可能性があるという認識を示した。核兵器を搭載した米艦の一時寄港を認めなければ日本の安全が守れない場合、「その時の政権が命運をかけて決断し、国民に説明する」とした2010年の民主党政権時代の政府…
www.youtube.com これはとんでもなく貴重な映像、動画。 ありがとうございます!自分が日本人であることの誇りを取り戻せる。同時に、YouTubeというツールの凄さを実感する。 自らの学び、価値あるものは、自ら求め探さなければならない。信念や価値あるものに触れると、人はアクションを起こす。 長野県2021年度(令和3年度)公立高校入試<英語>問4「水」がテーマとなっている長文。アフガニスタンでの中村哲さんの取り組みに触れられていて感心した。 令和3年度後期選抜学力検査問題正答・正答例及び評価基準/長野県教育委員会 だからこそ、公立入試英語の長文では、国際社会で活躍する「日本人」をどん…
「中村哲という希望」を読んだ。佐高信氏が序文に次のように記していた。「いま、日本は軍拡路線の岸田文雄を選ぶか中村哲を選ぶのかの岐路に立っている。軍備で暮らしは守れないことを中村は実践で示した。軍拡に賛成しない人、つまりは平和憲法を守れと叫ぶ人は頭がお花畑だとタカ派ならぬバカ派は叫ぶが、一触即発のアフガニスタンの地で、中村は丸腰こそが勇気だと激することなく語り、平和を作り出したではないか。そして、世界の人は中村に拍手を送っているではないか。その、いわば日本の宝をなぜもっと大切にしないのか。 治安の悪いアフガニスタンで、中村は平和憲法が大事だと強調した。『平和憲法は世界中の人が憧れている理想であっ…
「日本はこれからどこへ向かおうとしているのだろうか?」ということを考えると失望という言葉しか浮かばない。それは、自民党政権が支配してきた日本では何も問題が解決されないばかりか、問題の傷口がさらに大きくなっていくように感じるからである。今、日本が直面している問題で、これ以上対策が遅れると取り返しがつかない事態になると言われているのが少子化対策である。昨年の国会でも、今すぐにも、最低8兆円程度の対策を今講じなければ、禍根を残すと言われていた。その少子化に対して、岸田総理は、異次元の少子化対策を断行すると華々しく宣言していたが、実際は3兆円程度の内容に乏しい対策で、専門家からは効果はあまり期待できな…
1 インタビュー集 最近、中村哲さんのインタビュー集を2冊読みました。 わたしは「セロ弾きのゴーシュ」 中村哲が本当に伝えたかったこと 作者:中村 哲 NHK出版 Amazon 人は愛するに足り,真心は信ずるに足る: アフガンとの約束 (岩波現代文庫 社会 328) 作者:中村 哲,澤地 久枝 岩波書店 Amazon 中村哲さんのことは薄い知識で知っていました。 アフガニスタンに医師として派遣されていたこと。 医療よりも水路を造る方が大切と現地に用水路を造ったこと。 銃撃により亡くなられたこと。 現地の尊敬されていること。 そんなくらいです。 お亡くなりになった頃のニュース報道等で知った薄い知…