1946年 福岡生まれ。医師。 ペシャワール会現地代表。1984年、パキスタンのペシャワール・ミッション病院に赴任、不自由な医療環境のもとでの医療活動を始め、ハンセン病を中心としたアフガン難民の診療に携わる。アフガニスタン北東部の三ヶ所の診療所を中心に、山岳無医村での医療活動を続けている。2000年より、大干ばつに見舞われたアフガニスタンでの水源確保のため、灌漑事業を継続して行っている。
医者よ、信念はいらない まず命を救え!―アフガニスタンで「井戸を掘る」医者・中村哲
概念的な言葉は、その中身が見えにくい。 【具体】的な内容をまとめて表現すると【概念】的【抽象】的にならざるを得ない。 のだろうけれども。 こども家庭庁発足の関係で、2023年1月19日に 小倉将信少子化相が「かつてない踏み込んだ大胆な対策に関するたたき台をつくっていきたい」と話している様子をみた。 かつてない、踏み込んだ、大胆な・・・ ねぇ。 他にも発言はあったのだろうけれど、 今までの何を問題としているのか。 少子化問題をどのように見ているのか。 少子化相の見解についての言及は報道に見当たらず、予算、無償化、賃金、そんなあたりの話に終始している。 バクっと言葉だけでやりとりできる内容のみ。つ…
「日本による防衛費の歴史的な増額や新たな国家安保戦略に基づき、我々は軍事同盟を現代化している」とバイデン大統領。 岸田文雄首相は去年5月のバイデン氏への約束(防衛力の抜本的な強化と防衛費の相当な増額)を守っておほめにあずかったわけだ。この人、アメリカには「聞く耳」を持っているらしい。 フジTVより 朝日川柳では― デレデレと日本を下げるわが首相(兵庫県 石原昭義) リスニングテストほめられ帰国する(東京都 尾根沢利男) このたびの朝貢特に高くつき(東京都 吉永光宏) ・・・・・・・・ 前回のつづき。中村哲医師の祖父、玉井金五郎は、江崎満吉一家のなぐりこみにどう対処したのか。 石炭の積み込み港と…
一昨日、北九州市の若松を歩いた。 中村哲医師は小学校1年生までの幼少期を母の実家のあるこの地で暮らした。若松は筑豊炭田から運ばれてくる石炭を国内外に搬出する港として大いに栄えたが、母方の祖父母、玉井金五郎とマンは、船への石炭の積み込みを請け負う「玉井組」を興し、多くの沖仲仕を抱えていた。 弁財天通り(海岸通り)。左手の石炭会館の裏に「玉井組」事務所があった。 若松は、「川筋もん」の遊侠の気風でも知られる。祖父、玉井金五郎は、「ごんぞう」と呼ばれた沖仲仕から身を立て、日本有数の「暴力地帯」でもあったこの地で、組同士の命がけの拮抗のなか、北九州一円で名を知られる「親分」にのし上がっていった。 「ご…
暴力は人間に何ももたらしません 引用:宮田律著 【武器ではなく命の水をおくりたい中村哲医師の生き方】 平和主義の中村先生が地道に築いてきたことこそが 今の世界に必要なことだと痛感 いかにアフガニスタンの人々から 愛されていたかが伝わる一冊 中村哲先生は医師として30年以上 アフガニスタンで診療の他 用水路の建設や農業の発展等に力を注いだ方だ 中村先生は食糧不足と平和は関係が深い といつも口にしていました アフガニスタンを安定させるのに 何より必要なのは食糧と水だとして そのためには農業生産を 上げていかなければいけない と説きました 日本では考えられないような食・飲用水の環境 アフガニスタンへ…
ロウバイ 10年前に種を植えた蝋梅が初めて花をつけた。今朝も寒いな。 ・・・・・・・・ 今週、ワシントンDCで日米両国の外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)と日米首脳会談が行われるという。 NHKの取材に対し、エマニュアル駐日大使は「岸田総理が予算まで実行したことで、(バイデン)大統領は今年早々に岸田総理をホワイトハウスに招きたいと考えたのです」と語る。 NHK国際報道より 「『これが私たちの目標だ』というのと『これが目標を実現させるための予算だ』とは全く別の話」(大使)だからだという。ここまでやってくれたのか、あっぱれ、というわけで岸田総理がホワイトハウスに呼ばれたと、エマニュエル大使は率直…
国葬をするならこのひと。だと。 まさににその通り、中国好きの松っちゃんさんの記事で拝見し、コチラでは都会より数カ月遅れて上映された。 中村哲医師 ドキュメンタリーの完全版 上映された映画館は、お向かいの【宝泰寺】ほうたいじが運営されているサールナートホールで。 サールナートとはお釈迦様がインドで初めて悟りを開いた地の名前。 聖地のひとつで、建造物があるらしい。 インドに3度訪れたことがある東京の友人を先月、連れ立ったら『インドの本物よりサールナートホール!』と言っていた。こちらの方が立派な建物らしい。お向かいの【宝泰寺】(ほうたいじ)も立派な建物(写真ないけど)。 運営者のお寺のご住職、藤野東…
12月5日のBS11の「中村哲医師殺害から3年 今も活きるその偉業とアフガニスタンの最新情勢」は、以下のサイトで2週間、無料で見られます。 vod.bs11.jp ・・・・・・・ 中村哲医師が活動したアフガニスタン東部ナンガルハル州での取材リポーつづき。FBより。 クナール河。左手に取水口(ミラン取水口)がある。中村さんたちは暴れ川、クナール河から取水して用水路で運ぶプロジェクトを進めた。いま取水口は10カ所あるという。その取水口に必要なのが「堰(せき)」だ。 中村さんが参考にしたのが出身地、福岡県朝倉市の山田堰。江戸時代の石造りの堰で、暴れ川といわれた筑後川から水を引くために造られた。この構…
昨夜の放送を皮切りに、いろんな機会に取材成果を発表していきたいので、よろしくお願いします。 FBでは中村哲さんの哲学についてさらに語っている。 ・・・・・・・・・・・ 11月24日(木)。アフガニスタン11日目。 朝7時45分、中村哲医師が率いたPMS(ピース・ジャパン・メディカル・サービス=平和医療団・日本)のスタッフがホテルに迎えに来る。 「ワールドカップで日本がドイツに勝ちましたね」とPMSスタッフ。ネットニュースも見ておらず、知らなかった。日本では騒いでいるだろうな。 彼らと同じバンに乗って出発。10月1日に始まったばかりの新たなプロジェクトを見に行く。場所はジャララバードの南東60キ…
現地では11日、市民らが参加して完成を祝う式典が行われ、広場を建設したイスラム主義勢力タリバンのメンバーが「この地域に尽くしてくれた中村さんに、住民はとても感謝しています」などとあいさつしました。 >>タリバンのメンバーがあいさつしたのだね。 73歳の爺さんを殺してしまう国で、これ以上の支援は難しかろう。 犯人は捕まってないし。 一人だけの行動ではないし。 水を引いて大地を緑に変えたら、 その土地を巡って族長同士が争いだし、 それに巻き込まれて中村医師が殺されたと聞いて、、、、こらダメだわと、思ったかな。 >>緑の土地に変えたのに、今頃ケシ栽培していたらがっかりだろうね、中村氏。 Ezra E…
きょうは12月5日(月)。よる9時のBS11「報道ライブ インサイドOUT」の「中村さん殺害3年 今も活きる業績とアフガン戦争」をご覧ください。ジャーナリストの遠藤正雄さんがリポートします。 なお、放送後2週間は見逃し配信が無料で見られます。 では、アフガニスタン・リポートを。 ・・・・・・・・ 11月23日(水)。アフガニスタン10日目。 ホテルの庭に赤い花が咲いているので、近寄って見るとブーゲンビリアだった。ここは南国か? 今日も陽が照り付けるぽかぽか陽気だった。昨日と同じく最高気温は25度くらいにはなっているだろう。朝晩も上着はいらない。撮影していると汗ばむ。 花咲く田舎道 アフガンでブ…
たんぽぽ舎です。【TMM:No4679】 2023年1月25日(水)地震と原発事故情報− 3つの情報をお知らせします 転送歓迎 ━━━━━━━ ★1.東海第二原発差止訴訟控訴審の永谷裁判長が自ら降りたと発表 東海第二 課題山積み 再稼働は見通せず 避難計画進展なし 新宿御苑 汚染持ち込みNO 国の再利用計画反対団体発足 「原子力発電ゼロにできる」菅直人元首相が講演 メール・新聞から「原発」関係情報を紹介 小山芳樹(たんぽぽ舎) ★2.不気味、磐梯山で火山性地震が増加 2000年にも「噴火前兆」騒ぎ…今回も静かに収まるか 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その477 島村英紀(地球物理学者…
🔲中村哲さんのアフガニスタンでの活動を記録映画にした「荒野に希望の灯をともす」の上映がまだ続いています: 想田和弘 新作「精神0」・新刊「なぜ僕は瞑想するのか」「人薬」「下り坂のニッポンの幸福論」さんがリツイートしました 日本電波ニュース社 @ndnjapan · 1月20日 【上映情報】劇場版『#荒野に希望の灯をともす』 6ヶ月に及ぶロングラン!来場者は全国で3万7000人を超えました。ロングランを支えてくださった映画館の皆さま、どうもありがとうございました そして、 皆さまの思いと熱意に支えられ、まだまだ上映は続きます。 🔲表彰状には「中村哲医師の医療活動から水路建設に至る苦難の道程に寄り…
雪 と 零下 子どもの頃には たくさん雪が降ってたなあ と 小学生だった 小さなわたしの冬 たどりながら 雪片付けした 朝 昼 夕と… うん… こんくらい降ってたな って 朝も 昼も 夜も… って? お祈りと ご飯?? 雪は 今日は ほんとうに 必死に!降ったので あの ちょっとの時に片付けしに来る 雪片付けの方は 出番無し! すがすがしい 自分の配分で 脈が飛ばないように 歩くひとたちが転ばないように 一所懸命に 雪片付けした 自分ちのとこ! のみ!! 歩くひとたち は衆生 ぼこん と 真ん中 盛り上がってたら そして そこが凍結したら つるつるになって… 転んだらおしまい… どっか骨折する…
『それにまた死の運命は、人間の世の誰一人として、免れおおせる者はないのだ。臆病者であっても勇士にしても、一旦こうと定まった上は。 ホメロス 「イリアス(岩波書店)」』 人間には、寿命があります。これは、機械のような耐用年数ではなく、個人差が大きい不思議なモノです。 それを決めるのは、創造主である神【主】です。 年齢に関係なく、善人にも悪人にも、いつか必ず訪れます。 報道などでは、人間にとっては理不尽に感じる亡くなり方をするケースが多いので、非常に大きなショックを受けます。それは、犯罪に巻き込まれたり、応戦していて防ぎきれなかったり、強盗などの鉢合わせなど、列挙すればキリがありません。 人間は、…
お題「ゆっくり見たい映画」 ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略] ストーリー 日米修好の任務を帯びた日本国大使、坂口備前守(中村哲)と随行の武士、黒田重兵衛(三船敏郎)、名室源吾(田中悟)の一行は、合衆国大統領に献上すべき宝刀を護衛しながら特別列車でアメリカ西部を東に向っていた。ところが、この列車に連結された、金貨の納められた郵便車を、西部名うての強盗団、ボスのリンク(C・ブロンソン)と相棒のゴーシュ、(A・ドロン)一味に襲われ、警護騎兵隊の意表をついた見事な策略で、金貨を奪取された。さらにリンクとゴーシュは、初めて見る日本人に好奇心を抱き大使一行の特別車に押入り、宝刀を認めたゴ…
きょうは「タリバン政権と故中村哲医師のレガシー」というテーマでズームで講演した。主催は日本ジャーナリスト会議(JCJ)。 70人くらいの参加があった。内容を盛り込みすぎかと心配したが、講演後、何人かの方から、これまで聞いたことのない話でおもしろかったとの感想がメールやラインでよせられ、少しほっとした。 とくにアメリカが20年におよぶ米国史上最長のアフガニスタン戦争に1兆ドルという莫大なお金と膨大な人員、労力を投入したことで、イラク戦争と相俟って、国力を激しく消耗したことが、同盟国、とくに日本に負担を求めることにつながり、今回の日本の安全保障政策の大転換をもたらしたという指摘には反響があった。 …
4時起床。 「野火」とMoral Understandings 。 疎水、上終公園、ドンク(フランスパン購入)とクルッと回って(造形)芸術大学構内のVerdi へ。ブルーマウンテンブレンド。追加でカリビアンブレンド。 「野火」とMoral Understandings 続き。 「ハムレット日記」読了。 自転車で教文センターへ。映画「荒野に希望の日を灯す」。中村哲医師の活動記録。 からふね家。デリチュースとブレンドコーヒー。 一乗寺方面。 TLS。生物多様性など自然の豊かさと文学。
タレントの神田うのさん(47)が1月7日にインスタグラムで投稿した"提案"が賛否論争を巻き起こしている。投稿では「日本でも羽田国際空港や成田国際空港という名前から安倍晋三国際空港にして欲しいな」とし、ハワイの『ダニエル・K・イノウエ国際空港』やNYの『ジョン・F・ケネディ国際空港』を例に挙げて、「アメリカでは素晴らしい政治家さんの功績を称えていつまでもみんなが忘れないように、その方のお名前を国際空港につけています 凄く素敵な事だと思います」と理由を述べていた。 私はその記事を読んで、神田さんは「アメリカでは素晴らしい政治家さんの功績を称えていつまでもみんなが忘れないように、その方のお名前を国際…
私の父も、「男なら、やらんにゃあ!」という、非常に泥臭い、文字通りの活動家でした。行動する人です。 右翼にもけっこう知り合いがいたし、弱い者のために立ち上がるというところがあった。祖父の金五郎(任侠の大親分ー熊田注)とは、男同士共鳴するものがあったんじゃないでしょうか(中村哲・澤地久枝『人は愛するに至り、真心は信ずるに足るーアフガンとの約束』岩波現代文庫、2021年、p21)。 *中村哲のボランティア活動の根源が「侠気」にあったことを示している文章だと思います。
アフガンの麻薬とタリバン - 高世仁のジャーナルな日々 きょうは「タリバン政権と故中村哲医師のレガシー」というテーマでズームで講演した。主催は日本ジャーナリスト会議(JCJ)。 70人くらいの参加があった。 少人数の講演会であり、これをとてもジャーナリズム活動とは言えないでしょう。 アメリカが20年におよぶ米国史上最長のアフガニスタン戦争に1兆ドルという莫大なお金と膨大な人員、労力を投入したことで、イラク戦争と相俟って、国力を激しく消耗したことが、同盟国、とくに日本に負担を求めることにつながり、今回の日本の安全保障政策の大転換をもたらしたという指摘には反響があった。 以前から米国はベトナム戦争…
春山慶彦、宮台真司、竹下隆一郎「現代人は身体を使え」自然は単なる“癒やし”ではない/流域で生命圏を作り出す/思考を研ぎ澄ませたい時にこそ山に行く/ビジネスパーソンこそ「自然」というリテラシーを身につけよ。 www.youtube.com宮台真司氏の番組のシーズン2。ビジネスパーソンこそ「自然」というリテラシーを身につけよ。3回連続公開。次回は1/15 午後8時を予定。チャンネル登録をしてお待ちください。 生態学的知覚システム―感性をとらえなおす 作者:ギブソン,ジェームズ・J.,J. J. ギブソン 東京大学出版会 Amazon 動物: ひと・環境との倫理的共生 (知の生態学の冒険 J・J・ギ…