クラシック声楽家の所属するグループ。
今回カテコは撮影可。盗撮ではありません。 コンヴィチュニー演出の二期会オペラ『影のない女』を観てきました。 世紀の鬼才ももう喜寿とのことですが、独創的で刺激的な演出は健在でした。恒例となった大ブーイングや、早々に席を立つ観客もおり、今回もスキャンダラスな舞台が展開されました。しかし日曜の公演にもかかわらず空席が目立っていたのが残念です。 今回の演目はリヒャルト・シュトラウスの『影のない女』。ぽん太は2010年に新国立劇場で一度観たきりで、ほとんど内容を忘れてしまってます。なのでコンヴィチュニーがどのように解釈し演出したのか正確には比較できませんが、舞台を見ての印象をお伝えしたいともいます。 コ…
コンテンツ 公演概要 はじめに 公演パンフ『どうすれば「影のない女」を観客のために救えるのか』 コンヴィチュニーの演出 音楽陣 公演概要 二期会公演R.シュトラウス:歌劇『影のない女』10/27(日)東京文化会館大ホール(楽日) 皇帝:樋口達哉 皇后:渡邊仁美 乳母:橋爪ゆか バラク:河野鉄平 バラクの妻:田崎尚美 指揮:アレホ・ペレス 管弦楽:東京交響楽団 合唱:二期会合唱団 演出:ペーター・コンヴィチュニー はじめに 久方ぶりの音楽投稿です。 偉大な指揮者フランツの息子、ペーター・コンヴィチュニー演出による二期会公演、リヒャルト・シュトラウスの歌劇『影のない女』に行ってまいりました。初日か…
2024年9月7日 二期会 会場:新国立劇場モーツァルト コシ・ファン・トゥッテ指揮 クリスティアン・アルミンク演出 ロラン・ペリー管弦楽 新日本フィルハーモニー交響楽団合唱 二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部種谷典子(フィオルディリージ)、藤井麻美(ドラベッラ)、宮下嘉彦(グリエルモ)、糸賀修平(フェランド)、九嶋香奈枝(デスピーナ)、河野鉄平(ドン・アルフォンソ) パリのシャンゼリゼ劇場と共同制作したロラン・ペリー演出によるプロダクション。 有名で、なおかつ人気のある大物演出家となると、再演の場合(※今回は既にシャンゼリゼ劇場で先行上演済)、助手だったり座付きの演出補だったり…
『ムジーク・らぼあ』では歌やチェロで奏でる楽しさ、美しい音色を聴く歓びを日々の活動からご紹介致します。 横森明美 (AKEMI YOKOMORI) 二期会登録名 永田明美(AKEMI NAGATA) 講師/声楽家/ソプラノ 『ジーク・らぼあ』は神奈川県横浜市で声楽教室、チェロ教室、高齢者施設への出張演奏やその他各種施設での演奏、アマチュアオーケストラのトレーナー、楽器購入のアドバイスや選定等、音楽を楽しむ為の様々なお手伝いをさせて頂いております。 『ムジーク・らぼあ』ソプラノ歌手及び声楽講師としてオペラ作品はもとより、ミュージカル、日本歌曲、童謡、叙情歌、歌謡曲等ジャンルを問わない活動をしてお…
ワーグナー:歌劇『タンホイザー』2024年3月3日(日) 東京文化会館 タンホイザー:片寄純也 エリーザベト:梶田真未 ヴォルフラム:友清 崇 ヴェーヌス:土屋優子 指揮:アクセル・コーバー 管弦楽:読売日本交響楽団 合唱:二期会合唱団 演出:キース・ウォーナー フランス国立ラン劇場と提携した本プロダクションは2021年に続く2度目の上演ですが、自分は今回が初めて。アクセル・コーバー氏によるバイロイトの音が東京文化会館に響くことを期待したものです。 席はもちろん5階席。舞台が見切れていたり床しか見えなくてもなんのその、都民芸術フェスティバル(東京都)のおかげで冬のオペラはE席2000円で観劇で…
2023年12月10日 二期会 東京芸術劇場《上岡敏之✕東京二期会プロジェクトⅠ》指揮 上岡敏之管弦楽 読売日本交響楽団合唱 二期会合唱団盛田麻央(ソプラノ)、富岡明子(メゾ・ソプラノ)、松原友(テノール)、ジョン・ハオ(バス)ストラヴィンスキー 詩篇交響曲モーツァルト レクイエム タイトルのとおり、指揮者上岡敏之と東京二期会で、コラボレーションによるプロジェクトを立ち上げるという。その第一弾が今回のコンサート。上岡さんが二期会公演を振るのは初めてだといい、初めてなのに、いきなりシリーズ企画を作るというのも、なんだかな感じがしないでもない。通常なら、まず共演があって、お互いの好感触があって、方…
ミュージカルなどの現場に行くと、出演者に中国人や韓国人が多くなっています。オペラにおいても同じです。 欧米で日本人の歌手をみるのは稀です。二期会で3,000人近く、藤原歌劇団も3,000人ぐらいいます。それでも、欧米での活躍は、韓国人や中国人にまで及ばないのです。
2023年2月25日 二期会 東京文化会館プッチーニ トゥーランドット指揮 ディエゴ・マテウス演出 ダニエル・クレーマー(ステージデザイン等 チームラボ)管弦楽 新日本フィルハーモニー交響楽団田崎尚美(トゥーランドット)、樋口達哉(カラフ)、竹多倫子(リュー)、ジョン・ハオ(ティムール)、牧川修一(皇帝アルトゥム)、小林啓倫(ピン)、児玉和弘(パン)、新海康仁(ポン) 他 チームラボが手掛けたスペクタクルな舞台が話題になっている本公演だが、私にとっては、ルチアーノ・ベリオによる第3幕補作版を採用した上演を初めて聴いた、というのがポイントだ。 ベリオ版は、2002年ザルツブルク音楽祭で上演された…
2022年7月16日 二期会 東京文化会館ワーグナー パルジファル指揮 セバスティアン・ヴァイグレ演出 宮本亞門管弦楽 読売日本交響楽団黒田博(アンフォルタス)、大塚博章(ティトレル)、加藤宏隆(グルネマンツ)、福井敬(パルジファル)、門馬信樹(クリングゾル)、田崎尚美(クンドリー) 他 まずは二期会創立70周年、おめでとうござる。歌劇団体として名乗りつつ、その実態は歌手組合。劇場を持たず、専属オーケストラも首席指揮者も持たない、世界的に見てかなり特殊な運営方式でありながら、出演歌手はゲストを呼ばず頑なに「日本人」にこだわる。一方で、著名な演出家を招聘したり、海外の劇場と共同制作契約を結ぶなど…
2021年8月28日、新宿文化センターで二期会のオペラ《ルル》を観てきた記録。 変革の風をごうごう感じる。わたしたちの中のルルを響かせながら観る舞台。構造を変えていこうよ。みんなでせーのーで、で降りようよ、と思う。余韻が冷めないままに、ついに年を越してしまった。 わたしがどうしても知りたい、人間にまつわることを教えてくれる大切な作品になった。 ▼二期会の公式ページ。グルーバーへのインタビュー動画前後編がとてもよかった。 http://www.nikikai.net/lineup/lulu2020/ ツイッターの記録より。全然まとめなおせないので、このまま掲載。 (観る前) 二期会のオペラ『ルル…