唐はおよそ300年にわたって存続したが、黄巣の乱ののち、朱全忠によって907年に滅亡しました。朱全忠は唐を滅ぼした後自ら王朝を建国しました。この国は後梁(こうりょう)と呼ばれ、これ以降華北で5つの王朝が、華中および華南では10の王朝が勃興していきました。この時代は約50年続き、五代十国時代と呼ばれています。今回はそんな五代十国時代について見ていきます。 sakureki.hatenablog.com 唐の滅亡についてはこちらをご覧ください↑ →朱全忠が建てた後梁は開封を都とした。この王朝は15年ほどで滅び、新たに後唐(こうとう)が興った。 →後唐は都を洛陽に置き、突厥系の李存勗(りそんきょく)…