古文研究法91-4 古今集より:五月山(さつきやま)梢を高みホトトギス 鳴く音(ね) そらなる恋もするかな 五月らしい青葉の山でホトトギスが鳴く。鳴いている梢が高いので、空で鳴いているような感じだが、その空に迷うような虚(うつ)ろな恋を私はしてしまうんだよなあ。 N君:「梢を高み」が「梢が高いので」であることはすぐにわかりました。しかし「そら」が「空+虚ろ」であることは言われないと分かりません。こういう所がすぐに分かる人はスゴイと思います。 A little cuckoo is singing in May, the season of fresh greenery. The treetop …