(社)落語協会所属の落語家。 生年月日:1948(昭和23)年3月2日 出身地:東京都墨田区本所北割下水 出囃子:箱根八里 紋:剣かたばみ、裏梅
1968(昭和43)年 十代目金原亭馬生に入門。前座名「駒七」。 1972(昭和47)年 二ツ目昇進。「五街道雲助」と改名。 1981(昭和56)年 真打昇進。
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表題の興行が2024年12月1日(日)に鹿児島市の黎明館で催された。主催は落語を愉しむ会。『ゆるいと亭』様のお席である。 15周年特別企画として、ゆるいと亭様がずーっと応援してこられた白酒師匠の師を迎えた。2023年に重要無形文化財保持者に認定された五街道雲助師匠である。チケットは発売開始3日で完売したとのこと。みんな国宝拝観したくて押し寄せたのである。そう、これは一種の出開帳なのだ。 五街道雲助・桃月庵白酒 親子会@黎明館古今亭のねたをあっさり・くどくなく。白酒「壺算」雲助「幾代餅」▼親方が弟子へむける親しみ・優しさ。親子会師弟の絆とも重なるものが。ー仲入りー雲助「強情灸」白酒「抜け雀」▼サ…
今日は、東京証券会館ホールに行ってきました。 私の好きな五街道雲助一門の「師弟四景」を聞くためです。 「師弟四景」は第9回とのことですが、私は初めてでした。 うーんとうなるほどどれも面白かった。 五街道雲助、隅田川馬石、桃月庵白酒、蜃気楼龍玉、全員好きですね。 何と前座の次のしょっぱなが雲助師匠。どうせ最後だろうなんて、のんびり最後に来た人は、雲助師匠のを聞きそこないますね。 雲助 早々と出てきて「家見舞」で、軽く場内を爆笑させる。 馬石 「居残り佐平次」調子のいい佐平次を小気味よく。 仲入り後 白酒 「替わり目」 これがもう、すみません。私にとってはツボで。亡くなった父を彷彿とさせるもんで、…
昨日、渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて開催された五街道雲助一門会に行ってきました! 『鹿政談』蜃気楼龍玉 『締め込み』隅田川馬石 『犬の災難』桃月庵白酒 『幾代餅』 五街道雲助 私はこの一門が大好きです。話始めはゆる~っとした話しぶりでリラックス。もちろんずっとゆるゆる~というわけではなく、テンポの良さ、おかみさんなどの女性の話方もうまいっ!しかし、この一門の方はみな面白い名前ですな。五街道雲助、桃月庵白酒、隅田川馬石は知っていたけれど、蜃気楼龍玉さんは、恥ずかしながらお初にお目にかかりました。夏に銀座の博品館劇場で「女殺油地獄」を独演でやるというのは知っていたので、どんな方かなあ…
いいお雛祭りでした 今日は楽しい”雛”祭り 3月3日はお雛祭り。そんな”雛”を名前に持つ古今亭雛菊さんの会がばばん場で行われました。満員のお客様を出迎えてくれる雛菊さんの笑顔が、仕事終わりに全力ダッシュしてきた筆者に深く染み渡ります。HACOはまじで駅から全力ダッシュでしたけど、流石にばばん場までダッシュは無理です。 HACOまでダッシュした以上に楽しかった会のレポはコチラ 受付を済ませ、記念品を頂いたら開演です。 直系より先に他所の弟子に呼ばれた人が本日のゲストです 錦明竹 鈴々舎美馬 開口一番を務めるのは、可愛すぎる前座と評判の鈴々舎美馬さん。寄席では何度かお見かけしたことがありましたが、…
表題の興行が2022年11月13日(日)に鹿児島市の黎明館で催された。主催は落語を愉しむ会。『ゆるいと亭』様のお席である。 演者の三代目桃月庵白酒師匠は芸歴三〇年。当地鹿児島のご出身。里帰り興行である。同日、同市の別の箱でこのたび真打昇進した春風亭柳雀師匠も里帰り興行を行っている。こちらは郷土で初独演会とのこと。 白酒師匠は冒頭「芸歴30年なんてね」「この世界50は若手」「金翁師匠なんか80年もされて」と、特に節目を意識されていないようだったが、演目を振り返ってみると、何か期するものがあったのではないか。ネタは「代書」「甲府い」「宿屋の富」だった。「代書」はこれから就職しようとする主人公の前向…
よろコンです。 8月になりました。危険な暑さが続きます。気持ちも体も栄養補給して、バテないように乗り切りたいところです。 さて、7月後半、またまたブログはさぼり気味でしたが、あちこち遊びには行ってきました。 ので、振り返りながら、そのことを書きたいと思います。 ということで、今日はひさびさ落語についてです。 7月最後の日曜日(31日)、上野は鈴本演芸場に行ってきました。 寄席は毎月1日から10日の上席、11日から20日の中席、21日から30日の下席と演者の方が変わっていきますが、「31日」は月の余りということで「余一会(よいちかい)」、特別プログラムで開催されます。 この日の鈴本の余一会は ご…
2018年6月23日「雲助浅草ボロ市」 @浅草見番(三業会館) 柳家寿伴『十徳』柳亭市楽『粗忽の使者』五街道雲助『家見舞』蜃気楼龍玉『夏泥』~仲入り~五街道雲助『猫定』しとどに降る雨、湿気でじめじめとした、破滅的な天気。さらには卸し金でこすられたような心を均そうと、思いきって伺った。 雷門前の交差点付近で客待ちしている人力車の御兄さん達。今日そのうちの一人に「たまには如何ですか?」って声かけられたんですけど、もしかして私顔覚えて頂いたってこと?(気のせいだ、っていう意見もあるけど「たまには」とか言いますかね普通)会場が、とにかく蒸し暑い。ほぼ満席状態なので、体温が室内に滞留してさらにじとじと。…
2017年10月7日「雲助蔵出しぞろぞろ」 @浅草見番 柳家小多け『つる』柳亭市楽『野ざらし』五街道雲助『宿屋の富』~仲入り~ 『木乃伊取り』 浅草見番は二度目である。会場としての雰囲気が好きなので、「馴染み」になりたいが、東京の田舎住み&薄給勤め人には難しい。市楽さんは、2012年に三三師のイイノホールの独演会で拝聴したことがある(その時の演目は『やかん』)。突き抜けて明るい『野ざらし』。この噺は「THE滑稽噺」と言えるくらいにはっちゃけて明るい噺なので、当然かもしれない。しかし、ただ馬鹿馬鹿しく演じれば良いというものでもない。つくづく難しい噺だと思う。端唄入りの出囃子で雲助師登場。畳敷きに…
2017年6月9日「五街道雲助 桃月庵白酒 親子会 ~逸品ぞろいの噺々~」 @かめありリリオホール 桃月庵ひしもち『子ほめ』桃月庵白酒『錦の袈裟』五街道雲助『中村仲蔵』~仲入り~五街道雲助『夏泥』桃月庵白酒『厩火事』 ストレスが溜まりに溜まってのっぴきならない状態であったためか、衝動的にチケットを購入していた。平日の夜に亀有まで馳せ参じるのは少々きつかった。東京の西の端から東の端へは約2時間。番組表の「ご挨拶」で雲助師は、「あたしの師匠である先代馬生はあたしが真打に昇進して間もなく、五十四歳の若さで亡くなりました。ですから師匠との親子会は一度も開かれることはありませんでした。」と書かれている。…
2017年1月17日「第七十回人形町らくだ亭」 @日本橋公会堂(日本橋劇場) 橘家かな文『松竹梅』春風亭一之輔『味噌蔵』柳家小満ん『羽衣』五街道雲助『電話の遊び』~仲入り~柳家さん喬『夢金』 鼻水だらだら。涙ぼろぼろ。頭わやわや。体調最悪。幸いにして咳は殆どなし。熱もない。迷った末、あまりにも勿体ないので伺った。 華のお江戸は日本橋、その名も粋な人形町。小伝馬町に小舟町、小網町に蛎殻町。江戸の小粋の残滓が薫る。水天宮が目前に。 「人形町らくだ亭」は、小学館が発行している雑誌「サライ」が主催する、正統な古典落語を愉しむことを是とする、通向けの落語会である。出演する落語家さんはレギュラー制で、柳家…