老老介護とは、65歳以上の高齢者が別の65歳以上の高齢者を介護する状態を指します。日本の高齢化が進むなか、2022年には老老介護のケースが全体の6割を超えるほど増加しています。 老老介護の特徴は以下のとおりです。まず、介護者自体が高齢であるため、体力的・精神的な負担が増大していること、また、介護者も将来的に要介護となるリスクが高まり、経済的な負担も増すことが挙げられます。 これらの負担を軽減するために、介護サービスの利用が推奨されます。たとえば、訪問介護では、専門のヘルパーが自宅を訪れて身体介助や生活援助を提供します。デイサービスは、高齢者が日中施設で過ごし、食事や入浴、レクリエーションなどを…