よく晴れた休日の夕方には、冷えた白ワインが飲みたくなります。 飲みたくなるだけで実際には飲まないから、なんとなく、人生の豊かな面を味わっていないような、ときどきそんな気持ちになります。だったら飲めばって話なんだけど、そもそもワインが冷蔵庫にないのだよね。 昔にくらべると、お酒を飲む量はものすごく減りました。アルコールは不幸の先送り、と何かで読んだ記憶があります。飲まないですむなら飲まないに越したことはもちろんないわけで、ちょっぴり気分をまぎらすために残高をへらして内臓をいじめるなんてどうかしてる、まともに考えたら。 20代30代の頃は、酒を飲んでるのか酒にわたしが飲まれてるのかってなぐあいで、…