『メモの魔力』は、メモの取り方を解説したハウツー本ではありません。この本が本当に伝えようとしているのは、「人はどうすれば、自分の人生を自分で編集できるようになるのか」という問いだと感じました。 日々の出来事をただ流して生きるのか。それとも、立ち止まって言葉にし、意味を与えていくのか。その差が、数年後の人生を大きく分けていく。そんなメッセージが、全編を通して静かに流れています。 1.経験を、思考に変える技術 本書の核となるのが、「事実 → 抽象化 → 転用」というメモの型です。単に起きた出来事を書くのではなく、そこから何を学び、次にどう活かすかまで落とし込む。 多くの人は経験して終わります。 で…