ライカ きらめくかけら求めては うつるものを求めて走る 這いつくばってでも手に入れるわ あなたのまなざしを ゆらめく灯の向こうで 果て行くものが崩れて落ちる 手を伸ばしても遅く灰になるわ 元の形すらとどめていない 原型の無いあなたの姿 手を指し伸ばして触れてみても 崩れ落ちて行く ひらひら ヒラヒラ 舞い落ちて華が開くように AH あなたのあたたかかった掌は 何処にあるの うつらないの もう僕の小さなレンズは 白い小さなあなたを閉じ込めた小さな棺でしかない もう一度だけと あなたのうつる写真を求めては もううつらないはずのあなたを 壊れた脳裏で回収するわ 記憶違い検討違い 脳死する程フラッシュ…