数カ月ぶりに茶道の稽古に出向いた。釣釜がかすかに揺れていた。五徳のない炉の景色は大変気持ちの良いものだ。稽古場が遠くなり、なかなか行けなくなってしまった。そのような状況になってからも十年以上経つので、我ながら「ようやるわ」と思う。 雨でも八幡様。 休み休み、ご迷惑をお掛けしながらも、稽古場に行くと、大変歓迎してくださり、ありがたい。人生には様々な変化があり、自分の都合だけではどうしようもないことも多い。それでも茶の湯を続けておられる方も多い。 細くとも長く。茶の湯はそのような関わり方も許容しているようだ。もちろん、太く短くでも太く長くでも大丈夫だ。あらゆる関わり方をして、かつ、共に学んで行ける…