隠された十字架法隆寺論梅原猛 昭和56年4月25日 発行平成16年6月15日 45刷新潮文庫 先日、「日本人は思想したか」で、吉本隆明さん、梅原猛さん、中沢新一さんの鼎談を読んだ。その中で梅原さんが、ご自身の著書について言及されていて、それが「隠された十字架 法隆寺論」だった。 megureca.hatenablog.com そもそも法隆寺にも、聖徳太子にも、私はそんなに詳しくないのだが、「法隆寺」と言う言葉と「十字架」と言う言葉の組み合わせが気になったので、図書館で借りてみた。なかなか分厚い新潮文庫。 秦恒平さんの解説、年表を含めると、なんと602ページ。だいぶ、分厚い。 著者の梅原猛さんは…