「考えすぎ」 家族や周りの人によく言われていた言葉だ。 起きていないことを想像して対処法を考えたり、何か発言する前に自分を俯瞰して一呼吸置いたり。具体的な例を一つ上げると、「あの子とこの話題について話すことになるかもしれない」と思ったら、どんどん妄想が膨らみ、こう言われたらこう発言しよう、とここまで考えてしまうこと。 これが私の日常。 これに対して、「考えすぎ」と言われたり、このおかげで高頻度で心が疲弊してしまうようになったりしたからか、この私の「普通」が「害悪」だと考えるようになっていた。だから、考えすぎは良くないことと思っていた。 しかし、私は先天的に考えすぎな人間ではないと思う。この習性…