同士少女よ、敵を撃て (逢坂 冬馬) 同志少女よ、敵を撃て 作者:逢坂 冬馬 早川書房 Amazon 本屋で平積みされているのを見て、以前から気になっていた本。 audibleに入っているのを見つけたので、聴いてみた。舞台は第2次世界大戦中のロシア。狙撃兵となった少女が主人公で、ドイツとの戦いを描く。狙撃兵という役割上、人を殺すことに対する呵責や、戦場という特殊な状況下が生む兵士の行動など、今ウクライナでも同じようなことが起こっていると思うと胸が痛む。 戦争犯罪というと、平時に過ごす自分からすると、「なんでそんな事ができるんだ」となるが、いざその状況下に置かれると簡単に価値基準が狂ってしまうん…