ドストエフスキーの「悪霊」の第2部を読了。約700ページとたっぷりあった。そこまで読んで、まだ何も起こらない。 第1部を500ページほど読んだところで、やっと登場人物が出揃った気がした。主人公はたぶん二人、その二人のよくわからない(十分説明されない)過去がなにかしら大切なんだなと第1部で思ったのだが、そのまま第2部の終わり近くまで進んでしまった。なんとなくだが、主人公のうちの一人(ニコライ・スタヴローギン)の恋物語が作品全体にややこしい影を落していそうだということ、と、このニコライともう一人の主人公(ピョートル・ヴェルホヴェンスキー)の二人が社会主義運動の何かしらを画策しているようだということ…