塹壕

塹壕

(一般)
ざんごう

trench 

戦場において、銃弾・砲撃を避けるために地面に掘られた壕。

概略

敵の侵入を防ぐための堀や空堀は別にして、近代的な塹壕は火器の登場と発達によって生まれた。
火器が築城に取り入れられると、攻城戦を仕掛ける側は防御側の火器から身を守る手段が必要となる。手っ取り早いのは地面に穴を掘って隠れることであり、以後攻城戦が定式化されると各種の塹壕が作られるようになった。
19世紀になって後装式ライフル銃が登場すると歩兵の火力は飛躍的に増大し、これに対抗するために野戦軍の歩兵も塹壕を掘ってそこに潜るようになった。
コンクリート製の永久要塞と機関銃と鉄条網の普及は、身体を暴露しての防御陣地への攻撃を自殺行為に変えた。このため第一次世界大戦の西部戦線ではアルプスから北海にいたる巨大な連続した塹壕線が出現し、両側で何百万という兵力が対峙する場面を発生させた。

なお、塹壕で発明された衣服が「トレンチ・コート」である。

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