和歌山の怖い話・伝説巡り:夏の夜に語りたいローカル怪談 夏の夜、涼しい風が頬を撫でるとき、つい語りたくなるのが“怖い話”。和歌山には古くから語り継がれてきた怪談や伝説が数多く存在し、地域ごとに異なる独特の恐怖が息づいています。今回はそんな和歌山のローカル怪談を巡りながら、夏の夜にぴったりの恐怖体験をご紹介します。 1. 熊野の「夜泣き石」伝説 和歌山県南部の熊野地方には「夜泣き石」と呼ばれる石があります。伝説によると、ある親子が難破事故に遭い、子供が亡くなった後、その魂が石に宿り夜な夜な泣くと言われています。地元の人々は夜間にその石の近くに近づかないようにしており、深夜には石の泣き声が聞こえる…