はじめに 日本の海岸線はどのように変化してきたのでしょうか。また、現在の郷土は昔どうだったのでしょうか。 私は名古屋市に住んでおり、70歳代になりますが、これまで住所が名古屋市以外になったことがありません。リタイアした今、さまざまなことを調べてみると、名古屋の地名には海と関係するものが非常に多いことに気づきました。例えば、鳴海や星崎といった地名は現在、海から約3キロ内陸にあります。また、副都心の金山橋のすぐ南東側にある熱田区波寄町や、中区の洲崎神社(廣井天王社)、名古屋駅南の水主町なども、海と深い関わりがある地名です。『水主』は水夫、つまり船乗りを意味しており、海との関連性が高いと考えられます…