日本には多くの山があります。富士山やアルプス山脈のように3,000m級の山もあれば、高尾山のように初心者でも気軽に登ることができる山もあります。でも、どうなったら山と見なされるのでしょうか。そもそも山に定義があるのでしょうか。今回はその点を考えます。 じつは山の基準は厳密には定まっていません。「これは山である」と感覚的に定められているにすぎないのです。どういう事でしょうか。国土地理院では、山の定義が書かれています。山を「地表面が高く盛り上がったものと考え、眺めた感じで一つの山の範囲を決める」としているのです。 つまり、山は地表部の突起部を指しますが、高さや傾斜に関することには触れていないのです…