透明人間 青葉台高校という、ある男女共学の進学校である。山野哲也は学校で一番の秀才だった。模擬試験の判定でも東大の文科1類に合格の可能性70%との評価だった。しかし70%でも確実に東大の文科1類に入れるという保障は無い。東大には、灘高校や開成高校、東京学芸大学附属高校など、全国の進学校のスーパーエリート、怪物が受験してくるからだ。しかし哲也はどうしても東大文科1類に入りたかった。東大文科1類合格→東大法学部主席卒業→司法試験合格→財務省入省→財務省事務次官。が哲也の譲れない人生の目標だった。そのため哲也は毎日、猛勉強した。何が何でも東大文科1類に入ってやる、と哲也はゆるぎない決意をしていた。・…