あのキラキラした瞳で見つめられ、ちょっと鼻にかかった声で「そんなことあるわけないじゃないですか~」と言われようものなら、底意地の悪い芸能記者らも、つい突っ込んだ質問を躊躇してしまう。 それがかつて「魔性の女」として芸能マスコミに次々と話題を振りまいてくれた、斉藤慶子である。 彼女はJAL沖縄のキャンペーンガールから芸能界入り。 しかし「某パイロット」に始まったその華麗なる恋の噂は鶴見辰吾、石立鉄男、田中健、江川卓、野口五郎、神田正輝、沖田浩之と枚挙にいとまがなく、当時の芸能マスコミは「女・火野正平」と評した。 コンプライアンス厳守の現代なら「誰がそんな失礼なこと言ってるんだ!」とバッシングされ…