2026年3月期 第3四半期分析 トヨタ、増収減益の中に見える「モビリティ革命」への布石 世界首位の販売台数を維持しつつ、地政学リスクと組織改革に挑む巨人の現在地。 1. 財務状況:向かい風を押し返す「稼ぐ力」 2026年3月期第3四半期決算は、売上高38兆円超(前年比6.8%増)と過去最高水準を記録。米国関税による1兆2,000億円という巨額のマイナス影響を受けながらも、通期の営業利益見通しを3.8兆円へ上方修正しました。北米では、利益面では減益ですが販売台数は増加しています。 ここが好調!: 北米市場でのハイブリッド車(HEV)需要の再評価と、徹底した原価低減。自己資本比率45%、現金10…