朝、目が覚めた。 正確には、目を開けただけだ。 眠ったのかどうかもよくわからない。 布団の中で目を開けたまま、天井のシミを見つめる。 このシミは昨日も見た。 おとといも、たぶんその前も。 今日が何曜日なのか、もうどうでもいい。 目を開けた瞬間から、すでに心はどんよりと重く、全身は鉛のように動かない。 「また朝が来てしまった」と思う。 その事実だけで、涙が出そうになる。 スマホの通知が鳴っているけれど、見る気力はない。 誰かからのLINEかもしれないけれど、返信するのが怖い。 誰かとつながることが、こんなにも苦しいなんて、うつになる前は想像もしなかった。 トイレに行こうと体を起こそうとするが、動…