松坂城は言わずもがな、城下(正確には三の丸に位置するようだ)に目をやると、「御城番屋敷」といって、見事な江戸後期の長屋風景が広がっている。 松坂城から御城番屋敷を眺める 文久三(1863)年に建築されたこの長屋は、40石取りの紀州藩士20人の組屋敷として建築された。東棟と西棟の両主屋は周囲に槇垣を巡らしていることが風情に拍車をかけている。 御城番屋敷 槇垣の緑の雰囲気が良い。 いちば~ん奥まで行くと、松坂神社の東参道がある。1000年以上の歴史ある神社で、蒲生氏郷が宵の森と呼ばれていた丘に松坂城を築城した際、城の鎮守として社殿が造営された。 一部は無料公開されている。 御城番屋敷の西棟の一番手…