一条真也です。『アントニオ猪木』瑞佐富郎著(新潮新書)を読みました。「闘魂60年余の軌跡」というサブタイトルがついています。新潮新書から猪木をテーマにした本が出たのは驚きました。ブログ『猪木』で紹介した本があまりにも名著だったので、正直、本書の内容にはさほど期待していなかったのですが、わたしの知らなかったことがたくさん書かれており、「さすがは瑞佐富郎だ!」と感心した次第です。特に、「1億円結婚式」と世間で騒がれた倍賞美津子との結婚披露宴への猪木の想い、自身の埋葬は「宇宙葬」でやってほしいという猪木最後の願いなどを知り、非常に感銘を受けました。「燃える闘魂」は冠婚葬祭についても燃えるような情熱を…