児童文学作家。1943年生まれ。日本女子大学国文科卒業。山室静に師事。『目白児童文学』『海賊』を中心に、多くの物語を発表。「さんしょっ子」で日本児童文学者協会新人賞、「風と木の歌」で小学館文学賞受賞。「遠い野ばらの村」、「風のローラースケート」などで数々の賞を受賞。ほかに「花豆の煮えるまで」「空とぶスカート」などの作品がある。1993年没。
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(8)「北風のわすれたハンカチ」 発言者・ネムリ堂 ・gentle.finger.window ・アロマアクセサリー&香りと文学m.aida ・ymst ネムリ堂 こんばんは。ネムリ堂のスペースへのご参加をありがとうございます。 このスペースは、2023年12月に、安房直子を語り継ぐ会~ライラック通りの会主催で行った安房直子作品ランキングの結果をもとに、ランキングの1位から、ひと作品ずつとりあげて、おしゃべりしようというものです。 はじめに、かんたんに、童話作家安房直子さんについて、そのプロフィールをご紹介します。 安房直子さんは、1943年(昭和18年)生まれ、1993年(平成5年)に50歳…
(7)「遠い野ばらの村」 発言者・ネムリ堂 ・gentle.finger.window ・アロマアクセサリー&香りと文学m.aida ・アロマスタイル ・ymst ネムリ堂 こんばんは。ネムリ堂のスペースへのご参加をありがとうございます。 このスペースは、2023年12月に、安房直子を語り継ぐ会~ライラック通りの会主催で行った安房直子作品ランキングの結果をもとに、ランキングの1位から、ひと作品ずつとりあげて、おしゃべりしようというものです。 はじめに、かんたんに、童話作家安房直子さんについて、そのプロフィールをご紹介します。 安房直子さんは、1943年(昭和18年)生まれ、1993年(平成5年…
約2年前に始めた刺し子。いまでも少しずつ楽しんでいる。 ことしの3~4月あたりに完成させようと、たしか年明けくらいから取り組んでいたミモザ。 なかなか進められなくて、春が終わり夏が過ぎ、ついに秋になってしまったのだが、なんとか、きれいな花畑になった。 (ホビーラホビーレさんの刺し子ふきん「ミモザ」) ふと、このふきんを見て『ハンカチの上の花畑』という言葉が頭に浮かんだ。 『ハンカチの上の花畑』とは、小学生のころ読んだ童話の名前(安房直子、あかね書房、1981年)。たしか姉の夏休みの読書感想文の課題図書でちょうど家にあって、繰り返し読んだ記憶がある。この刺し子の色合いに、その本の表紙の色合いがよ…
童話作家 安房直子さんについておしゃべり (2)「天の鹿」 2024・3・9開催 参加者 ・ネムリ堂 ・gentle finger window ・アロマアクセサリー&香りと文学m.aida ・ymst ネムリ堂 こんばんは。ネムリ堂のスペースへのご参加をありがとうございます。 このスペースは録音しており、終了後、文字に起こして、ゆくゆくは、記録用の冊子にまとめる予定です。スピーカーとして、発言されるかたは、その旨、ご了承ください。 このスペースは、2023年12月に、安房直子を語り継ぐ会~ライラック通りの会主催で行った安房直子作品ランキングの結果をもとに、ランキングの一位から、ひと作品ずつと…
童話作家 安房直子さんについておしゃべり (1)「きつねの窓」 2024・2・16開催 (参加者 ・ネムリ堂 ・gentle finger window ・アロマアクセサリー&香りと文学m.aida ・アロマスタイル) ネムリ堂 こんばんは。ネムリ堂のスペースへのご参加をありがとうございます。 このスペースは録音しており、終了後、文字に起こして、ゆくゆくは、記録用の冊子にまとめる予定です。スピーカーとして、発言されるかたは、その旨、ご了承ください。 このスペースは、2023年12月に、安房直子を語り継ぐ会~ライラック通りの会主催で行った安房直子作品ランキングの結果をもとに、ランキングの一位から…
風と木の歌 童話集 ( 安房直子/著)を読みました。 風と木の歌 童話集 (偕成社文庫) [ 安房直子 ]価格: 880 円楽天で詳細を見る 小人が登場する本を読んでから安房直子さんのファンになりました。 hapo-mina.hatenablog.com 「めでたしめでたし」で終わる話ではなくて、 寂しくて切ない終わり方のほうが多いのだけれど その結末の先には小さな灯が見えるような気がするのです。 そんな風に思い、 同じように感じたものが他にもあると思いめぐらしていたら、 hapo-mina.hatenablog.com 三橋節子さんの絵が思い浮かびました。 5月に滋賀県にある三橋節子美術館で…
会計年度任用職員パートタイマーとして、小学校図書館司書をしているMARIママです。今朝は、フリマアプリのほうが大繁盛のため、梱包と発送で手一杯でした。 paypayfleamarket.yahoo.co.jpおまけにお昼休憩で原稿を書いたものの…そのスマホを置いてきてしまうという痛恨のミス!涙しかし今日で29日連続更新記録が途絶えてしまうのも悔しい。 ということで、子供もやっと寝ましたし、お気に入りの絵本をご紹介します。 ●幻想的な桜と、バレエをするウサギが鮮やかな絵本 うさぎのくれたバレエシュ-ズ/小峰書店/安房直子posted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング7…
山のふもとで布団屋さんをしている一人暮らしのおじいさんの所へ、男の子がふとんを買いにきました。 おじいさんが小さな白ばらのもようのふとんを背負って、男の子の後をついて奥深い山の中へ届けに行くと、子供は急にいなくなって・・・ 安房直子 作・田中槇子 絵/ブッキング 「ぼくは、子ぎつねのコンタロウです。とおいところを、ごくろうさまでした。おかげで、すばらしいふとんが手に入りました。ほんとに、おもいがけないことです。こぶしの時期に、のばらのふとんにねられるなんて、ぼくは、ほんとにしあわせです。」 おじいさんが背中のばら柄のふとんも、白いのばらの花びらになっていました。 コンタロウはひみつの庭に、ばら…
安房作品におけるたぬき。代表作「遠い野ばらの村」「雪窓」の印象が強いのですが、全体的には、あまり作品数が多いわけではありません。 単行本未収録済み作品は、6作品。未収録作品をあわせても、14作品です。 半分以上が単行本未収録作品であり、主人公に採用したものも、すべて単行本未収録です。 「月夜のオルガン」は、安房さんが動物を主人公に書いた、記念すべき第一作です。 他の動物がもっと森の奥に引っ越していってしまったのに、音楽がすきで、 学校のオルガンの音から離れがたく、里の近くに住んでいる、たぬきの兄弟の話です。 そして、たぬきといったら、なんといっても、「雪窓」の おでん屋のおやじさんの助手となっ…
安房作品におけるねこ。ねこは、主人公の相手役、ナビゲーター役となることが多く、逆に、主人公となることは少ないようです。 単行本収録済み作品は、15作品、未収録作品も含めると、22作品となります。 ねこは、人間の主人公の良き相棒であったり、異界への導き手だったりします。 一番の印象的な登場をする猫は、 やはり、「三日月村の黒猫」に出てくる、片目の黒猫でしょうか。 片目の黒猫は、倒産寸前の山本洋服店を助け、 さちおを三日月村へと送り出します。 ラストに、朝露のように透明になるようさちおが磨き上げたボタンを、 失くした目の代わりに、ぴたりと嵌め込むあたりも、印象的です。 この三日月村の黒猫と双璧の黒…