【appeasement policy】 「アピーズメント・ポリシー」 現状を打破しようとして強硬な態度をとる国に対して、譲歩することで摩擦を回避していく外交政策。第二次大戦前にイギリスがドイツに対してとった政策に代表される。イギリスはドイツの侵略政策に直面し、ナチス・ドイツの要求をミュンヘン会談で認めて、戦争を回避しようとした。小国を犠牲として一時的な平和を得ようとしたが、かえってドイツの強大化を許し、第2次大戦を招くことになった。
ゼレンスキーとトランプの「大統領の口論」に『余録(250302)』は思う▲世界史で宥和政策の失敗例とされる第二次大戦前のミュンヘン会談。1938年、ナチス・ドイツのチェコスロバキア侵略を認めて戦争を回避した英仏首脳は帰国して国民に歓呼で迎えられたが、結果的に大戦への転換点と▲2月28日のホワイトハウスの会談は口論がエスカレート、合意文書署名が見送られる異例の展開と▲「米国にもっと感謝を」「第三次世界大戦に賭けている」と非難されることに、やはり理不尽さを感じる▲ゼレンスキー氏は物別れ後、関係修復は可能だと語っている。国際社会も公正な仕切り直しへ声を上げるべきだ。「大統領の口論」を暗転の転換点とさ…
2022.12.5今回は定期考査Ⅲの答案返却日。解答・解説は事前にGoogle Classroomで配信済。ずっとこのやり方を続けています。答案返却後、35分バージョンで。授業の核となるものを意識。それは、教科書精読、疑問点抽出、知識・技能の習得・活用。最近「振り返り」がおろそかになっていますね。50分バージョンに戻したら、しっかり入れます。教える側の「振り返り」も必要!反省~っ![本日の授業の流れ]A.探究の入口:Critical Reading と 疑問点の抽出B.知識の習得:自分で調べ、解説を聴いて知識を共有し、疑問も解決。C.技能の習得:資料の読み取りをし、ペアで共有。G.今日のゴール…
戦争を避けたと思ったら、後に大戦争が発生した歴史があります。 www.y-history.net 1930年代、ドイツはオーストリアに併合を提案しました。オーストリアの住民は、人種的にはドイツ人です。オーストリアは始めのうちは、反対しました。すると、ドイツは武力を見せてオーストリアを脅し、結局、オーストリアは1938年に不本意ながら併合を承認しました。 次にドイツが狙ったのは、チェコスロバキアのズデーテン地方です。ズデーテン地方の住民もドイツ系です。チェコスロバキア政府は、この要求に抵抗しました。そこで、イギリスのネヴィル・チェンバレン首相が仲介に入り、ドイツのミュンヘンでこの問題について会談…