ゼレンスキーとトランプの「大統領の口論」に『余録(250302)』は思う▲世界史で宥和政策の失敗例とされる第二次大戦前のミュンヘン会談。1938年、ナチス・ドイツのチェコスロバキア侵略を認めて戦争を回避した英仏首脳は帰国して国民に歓呼で迎えられたが、結果的に大戦への転換点と▲2月28日のホワイトハウスの会談は口論がエスカレート、合意文書署名が見送られる異例の展開と▲「米国にもっと感謝を」「第三次世界大戦に賭けている」と非難されることに、やはり理不尽さを感じる▲ゼレンスキー氏は物別れ後、関係修復は可能だと語っている。国際社会も公正な仕切り直しへ声を上げるべきだ。「大統領の口論」を暗転の転換点とさ…