文芸評論家、翻訳家。
1906年、鳥取市生まれ。長野県で育ち、東北大学美術科卒。戦前から文芸評論で活躍。戦後、長野県小諸市で青少年教育のための「高原学舎」を設立し、堀辰雄らと季刊誌「高原」を創刊した。
1946年、本多秋五、埴谷雄高らと共に「近代文学」の創刊に加わった。1949年に上京し、以降、文芸評論、詩作、北欧文学の翻訳等で活躍。
著書に「北欧文学の世界」「アンデルセンの生涯」(毎日出版文化賞)、「山室静著作集」(平林たい子文学賞)ほか。訳書に、アンデルセン、イプセン、ヤコブセン、トーベ・ヤンソンの作品や北欧神話、世界の昔話など多数。