平安末期の歌僧西行法師の家集。成立年は不詳、治承・寿永の乱(源平合戦)の最中か直後だと思われる。俊成・良経・慈円・定家・家隆ら五人の家集とともに六家集の一に数えられ、山家和歌集、西行法師歌集の別名がある。西行生前の撰を後人が増補したと見られ、西行の自撰なる『山家心中集』や、『西行上人集』との関連が注目される。 自然と人生を詠い無常の世をいかに生きるかを問いかけている。
GBPJPY L. +12.93pips. 77.6/6 番号 エントリー TP 損益 (円) Pips 結果 1 195.665 195.787 +0.122 +12.2 利確 2 195.665 195.745 +0.080 +8.0 利確 3 195.665 195.714 +0.049 +4.9 利確 4 196.054 196.203 +0.149 +14.9 利確 5 196.054 196.409 +0.355 +35.5 利確 6 196.054 196.076 +0.022 +2.2 利確 価格軸(Price Axis)↑│ 196.409 ── TP⑤│ 196.203 ─…
山家集 302番歌 西行法師 人々秋歌十首 鹿の音を垣根に こめて聞くのみか 月も澄みけり 秋の山里 意訳 垣根越しに鹿の声が間近に響き、澄みわたる月もはっきりと眺められる――この秋、山里に住まうわたくしの草庵にてございます。 302番の歌で思い出される歌 後拾遺集 834 藤原為時 われひとりながむと 思ひし山里に 思ふことなき 月も澄みけり tagiri.hatenablog.com 山家集【電子特典付き】【電子書籍】[ 西行 ]価格: 1276 円楽天で詳細を見る 『紫式部集』歌の場と表現【電子書籍】[ 廣田收 ]価格: 9900 円楽天で詳細を見る ころころ古事記 ゆる神様の神社ナビ【…
題知らず 思ひ知る人あり あけの世なりせば つきせず身をば 恨みざらまし 西行法師 (新古今和歌集 巻第十二 恋歌二 1148) 【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」(訳者・峯村文人・小学館)の訳】 題知らず 西行法師 私の心が分かってくれる人のある世で、 この有明月のある夜であるとしたならば、 月に、このようにつきないで 身を恨むことはないであろうに。 【意訳】 題詞高徳の僧が、極めて重要なことを詠じました。 作者西行法師 本文 有明の月の淡き光残る暁に、 「命の尊さ」を身に沁みて悟りぬ。 人生のありがたみをも知ることができた今、 今は、この身と命に愚痴をこぼし、不満を抱くことはあるまい。…
題知らず なにとなくさすがに 惜しき命かな あり経ば人や 思ひ知るとて 西行法師 (新古今和歌集 巻第十二 恋歌二 1147) 【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」(訳者・峯村文人・小学館)の訳】 題知らず 西行法師 惜しくはないと思うものの、なんとなく、やはり惜しく思われる命であることよ。 生きて過しているならば、人も私の心が分かってくれるかと思って。 【意訳】 題詞高徳の僧が、とても大切なことを歌に詠む 作者西行法師 何気なく日々を過ごしているうちは、ことさらに意識することもないものの、それでもやはり、捨てがたく、心に深く残るものこそ、儚くも尊き命、そして、 移ろいゆく時の流れなのでしょ…
BTCUSD S. +44.7pips. (45.3+45.3+43.4)/3 閑夜冬月 霜冴ゆる庭の 木の葉を踏み分けて 月は見るやと 訪う人もがな 西行 (山家集 521) tagiri.hatenablog.com Track all markets on TradingView { "colorTheme": "dark", "isTransparent": false, "width": "540", "height": "450", "locale": "en", "importanceFilter": "0,1", "countryFilter": "us,jp,eu" } Tr…
閑夜冬月 霜冴ゆる庭の 木の葉を踏み分けて 月は見るやと 訪う人もがな 西行 (山家集 521) 意訳 霜が降りて厳しく冷えわたる庭の木の葉を踏みしめつつ、月を眺めているのでしょうかと、訪ね問いかけてくれる方がいればよいのにと思います。 解説 霜さゆる 霜が降りて厳しく冷えわたるさまを表しています。 「さゆ」とは、寒気が極まることを意味する言葉です。 庭の木の葉 冬枯れて、庭に散り敷いた木の葉を指します。 踏み分けて 落ち葉を踏みしめながら進むことを意味します。 月は見るや 「月を眺めているのでしょうか」と問いかける形です。 「や」は疑問を表す係助詞です。 と訪ふ人もがな 「と」は引用を示す格…
AUDUSD S. -45.0.pips. なかなかに心 つくすも苦しきに 曇らば入りね 秋の夜の月 西行 (山家集 309) Track all markets on TradingView { "colorTheme": "dark", "isTransparent": false, "width": "540", "height": "450", "locale": "en", "importanceFilter": "0,1", "countryFilter": "us,jp,eu" } Track all markets on TradingView { "symbols": [ {…
三月一日たらてくれにけるによみける 逝く春を留めかねぬるる夕暮れは曙よりもあはれなりけり ゆく春を留めかねぬる夕暮れは曙《あけぼの》よりもあはれなりけり (173) 行く春を 留めかねぬる 夕暮れは 曙よりも あはれなりけり 山家集・上 春 西行 「西行の真価は、信じがたいほどの精神力をもって、数寄を貫いたところにあり、時には虹のようにはかなく、風のように無常迅速な、人の世のさだめを歌ったことにあると私は思う。」---白洲正子「西行」P294 西行 (新潮文庫 しー20-2 新潮文庫) [ 白洲 正子 ]価格: 880 円楽天で詳細を見る 白洲正子の世界 明恵上人 近江山河抄 西行 [DVD]…
和歌の幽玄を英訳する難しさ――『山家集』をめぐる考察 宗像多紀理 はじめに 西行の歌集『山家集』は、日本の中世文学において重要な位置を占める。彼の詠んだ和歌には、自然への深い洞察、仏教的思想、そして人間の無常観が織り込まれており、日本文化の精髄とも言うべき独自の美意識が流れている。そのため、この作品を英訳することは単なる言語変換にとどまらず、日本文化特有の価値観や美意識をどのように異文化に伝えるかという問題を孕んでいる。本稿では、『山家集』の英訳に伴う諸問題を考察し、和歌の幽玄をどのように英語で表現し得るかについて検討する。 1. 和歌の言語的特質と翻訳の課題 和歌の翻訳において最大の障壁とな…
GOLD S. +1987.35pips. (2003.7+1971.0)/2 山家冬月 月出づる峰の 木の葉も散りはてて 麓の里は うれしかるらん 西行 (山家集 518) tagiri.hatenablog.com Track all markets on TradingView { "colorTheme": "dark", "isTransparent": false, "width": "540", "height": "450", "locale": "en", "importanceFilter": "0,1", "countryFilter": "us,jp,eu" } Tra…