現代は飽食の時代だと言われるが、その一方で日本は食料自給率は世界でも低い。 その自給率は実に38%。 私達が普段口にしている食料のうち、4割未満しか国内の生産量で満たせていない計算だ。 食は体の素だと言われるが、その意味では私たちの身体の三分のニが海外の食に依存していることになる。 この状況で、何らかの事情で食料が輸入できなくなったり、海外農産物の価格が高騰したらどうなるだろうか。 食料価格の上昇で済めばまだ良い。将来的には、日本で飢餓が発生する危険性すらある。 多くの人が大袈裟な絵空事だと思うだろう。 だが、2035年にはそのような飢餓状態に陥る危険性があると警告するのが、東京大学大学院教授…