天護爺さんが 2階のトイレで 「おしっこが出ないー」と 泣いていたのは 1月23日の朝だった 動物病院での診断結果は 「膀胱炎」と「腎不全」 18歳を越えた高齢猫なので 積極的な治療より 苦痛の少ない 終末治療を勧められた 連日の点滴が 週一度になり 今は投薬だけで 小康状態を保っている 若い頃は脱兎の如くが、今は一段一段ゆっくり上り下り 自発的に食べるのは 僅かな 固形フードだけ 多分 命を保っているのは 無理やり口を開けて強制給餌する 高カロリー食の おかげだろう 先住猫は 重度の糖尿病で どんなフードも 口にしなくなり 水分すら 欲しがらなくなった時 私はそのまま 見送ってしまった 朔夜…