息子の死

４月２４日（木） 久しぶりに他の方の低酸素脳症ブログを見ました。 昨年、低酸素脳症という言葉を沢山検索しました。 そして、復活出来る可能性を模索しました。 長期脳死という事からの復活についても。 日々奇跡を信じていた。 今は過去に戻れないのかという奇跡を願うしかない。 低酸素脳症という言葉、自分に降りかかる事が無ければ知る事も無かったはず。 しかし、意識不明で病院に運ばれた方は、この確率が高い。 心肺停止・意識が無いという事は、その家族はこの先何を思うのか。 自分に置き換えてニュースを聞く。 お子さんが急に低酸素脳症になり、長期脳死状態で生きる希望を失っている方。 希望があるとはとても言えない…

4月11日（金） またテレビでパラレルワールドの夫婦のドラマがやっている。 taka34がどこかの世界で生きているなら、あの日の事を聞きたい。 なぜそうなったのか。 分からないまま、時間だけが過ぎていく。 毎日朝と夜、仏壇は無く、沢山の写真に向かい、話をする。 3月29日さえ来なければ、会えたのに。 心肺停止が短ければ、脳に酸素がいっていれば、今は復活していたはず。 taka34は今までも、復活してきた。 今回何故復活できなかったのか。 救急車が来る前に心臓マッサージを何故してくれなかったのか。 救急の電話口で、心臓マッサージをしてくれと何故言ってくれなかったのか。 時間が経とうと、後悔したじ…

４月３日（木） 息子が悪夢の心肺停止から１年過ぎて、４月に入った。 去年の春は私たちには無かった。 そして、今年も。 子供を失った季節は、皆さん、同じだと思う。 同じ風・匂い・雨・温度が息子の死を思い出させる。 感じるものが去年を思い出させ、不安定になり心が痛む。 この季節が一気に喪失感に変わる。 そして６月の本当の死の季節。 １年に春と梅雨の２個の季節が怖い。 来て欲しくないし、涙しか出てこない感覚。 毎年続くのだろう。この違和感と不安定な感覚が・・・・。

4月1日（火） 肌寒い4月の始まり。 去年の今頃、不安と悲しみしか無かったので、今年も春の雰囲気で心が不安定。 寂しく、悲しく、何をしていても手が進まない。 居ないtaka34。 もしもと考えてもしょうがないのだが、どうしても考える。 頭が混乱する。知らずに涙が出てくる。 誰も分からないだろう。こんな気持ちのまま年を重ねるのか。 世の中で、事故や事件や病気が日々起きて、不幸が重なる。 誰かと比較してもしょうがない。 桜を見ても感動しない。

3月21日（金） 息子が心肺停止になった日からあと1週間でちょうど1年が経つ。 1年前の今日、息子は一度実家に帰ってきた。 その時、私と揉めた。 その時に、『もう家に帰ってくるな』と怒鳴って最後の言葉になってしまった。 俺が帰ってくるなと言ったから、本当に帰ってこなくなった。 人殺しと妻に言われた。 家族が壊れていく。 子供を亡くすと家族の亀裂が起きるのはあると思う。 しかし人殺しと言われて、頭に来ない訳は無いし、息子を亡くした辛さの感覚は 人それぞれで、その悩みへの葛藤は生涯続く。 問題を起こすのが子供の役割で、それをどう見守るかが親の役割。 私は過干渉な親であったと言われている。 それが人…

3月19日（水） どうしても心が不安定な月命日。 寝ているときから朝方、何か落ち着かない。 仕事も勉強も、確実に終わらせてきたのが自分流。 息子は後回しが多かったかな。 色々な事が片付かないし、生活も仕事も軌道修正できない。 そんな中、この19日は今は特別感があるのだろうか。 落ち着かないし、忘れ物がある。 子供が先に死ぬ。そんな少ない家庭は、家族がぎくしゃくしていると思うし、 それが普通なんだろう。 あり得ない事実が色々な事を壊すのだ。 不安な朝は、亡くなった報告を朝から聞いた事も影響しているのかもしれない。 違和感しかない今日である。

３月１９日（水） もう９回目の月命日だ。 去年の3月、本家の80回忌、50回忌、33回忌を行った。 本家に従妹頭の各家の長男が集まった。 もう二度とこのメンバーが勢揃いする事は無いだろうと話していた。 その月の終わり29日にtak34の心肺停止が起きた。 taka34と話す事が出来なくなった3月。 春の桜を去年は見た覚えが無い。 何が起きたのか、春の記憶が無い。 9回目の月命日だが、命日という言葉も自覚が無いし。 2024年3月に戻りたい。記憶の無い時間をtaka34とやり直したい。