The Reader
15歳の少年ミヒャエルは、38歳の女性ハンナと激しい恋に落ちる。肉欲をむさぼる2人だったが、ある日ハンナは突如姿を消してしまう。ハンナとの日々は青春の思い出になる筈だったが、思いもよらぬ形で2人は再会するのであった。 ホロコーストを背景にした、世界的ベストセラーの映画化。ケイト・ウィンスレットがアカデミー主演女優賞を受賞した。
朗読者 (新潮文庫)
〈はじめに〉 『愛を読むひと』は、15歳の少年マイケルと36歳の女性ハンナの恋の物語である。ホロコーストという重い内容も含まれていて気軽に語れる映画ではないが、個人的に年下男性との恋愛映画を語るにははずせない作品である。 〈構成〉 この映画はベルリンで弁護士として暮らすマイケルの現在から始まり、ベルリンの壁崩壊前の西ドイツのノイシュタットで青年時代を過ごす彼の過去が次に描かれる。過去のエピソードが終わるたびにまた短い現在に戻り、また過去になって……と行き来し、最終的に現在に戻り収束していく構成が取られている。(扇状型回想法[1]とも呼ばれる) 〈前半部分あらすじ〉 15歳のマイケルは体調が優れ…
映画「愛を読むひと(The Reader)」 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」に引き続き、 2008年のアカデミー賞の作品の追加です 前回の作品との共通点は、 ある人が、大切な人に「自分の過去」を語る話だというところですね 双方ともに語る相手は自分の娘なんですが、年齢も時代背景も、何もかもが違います 自分が逝く前に、どうしても伝えておきたい家族の秘密があった 父と母、家族がうまくいかなかったことを、娘が自分のせいだと誤解していることを知って、なぜ父としてこんなに心を閉ざしていたのかを娘に話し、娘への愛を伝えたかった 伝えたいものは、それぞれですが、 やはり、親は、母親であっても父親であって…
2021年2月 ※クリック注意!ネタバレ・感想あり※ ※ GYAO! は2023年3月にサービス終了しています※ 愛を読むひと ★★★★ シャーロック・ホームズ ★★★ どうぞお読みください ランキング参加中映画
2008年(日本公開は2009年)、ドイツ・アメリカ合作映画。 cinerack.jp 愛を読むひと(原題:The Reader) 出演:ケイト・ウィンスレット レイフ・ファインズ ダフィット・クロス ブルーノ・ガンツ レナ・オリン アレクサンドラ・マリア・ララ ハンナー・ヘルツシュプルング ズザンネ・ロータ ほか 監督:スティーブン・ダルドリー 原作:『朗読者』ベルンハルト・シュリンク youtu.be 本を読み始めたところで、「おや、ドイツ語じゃないねぇ」って思った。遅い。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b…
レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「愛を読むひと」(2008)です。 映画は、1957年、西ドイツ、ノイシュタット。15歳のマイケルは突然の吐き気で、フラフラしていた処、ハンナ(ケイト・ウィンスレット)という女性に助けてもらった。原因は猩紅熱で、回復後彼女にお礼を言う為に訪れて、やがて深い関係になる。彼女の願いから彼は本の朗読を始めるが、やがて彼女は姿を消してしまう。 マイケルがハイデルベルグ大学で法律の勉強をしている時、ある裁判を傍聴する。そこにはユダヤ人虐待に係わった被告の一人としてハンナが座っており、マイケルは啞然とするのだが… この作品、ベルンハルト…
2008年のロマンスドラマ映画。 20年位前この映画の原作の『朗読者』という本を読んだことがあったので話の内容は知っていました。 私は本も映画もどちらも好きだったなぁ。 ケイト・ウィンスレットが『タイタニック』で豪華でとても綺麗な女性を演じてから10年以上たって、すっかりおばさんになってからのそれでも魅力的な女性を描いたんだなぁ。 タイタニックはかなり異次元の美しさがあったけど、この映画はリアリティのある美しさだな。 最初、主人公のこの男の子にしてみたらひと夏の恋なのかな?と思ったらもっと重くて罪の意識のある一生ものの恋愛だったことが分かりました。 なんで途中まで行ったのにハンナに面会に行かな…
私は言語化することが好きなわりにめんどくさがりが勝ってなかなか長文を書くことをしないので、文章を書く練習として読んだ本や映画などの感想をちょっとずつでも書いていこうと思います。 最近Amazon prime videoで三本の映画を観たので、今回はその感想を軽く書きます。私は吹き替えが苦手なのですべて字幕で見てます。 ①アリー・スター誕生(A Star Is Born) ②愛を読むひと(The Reader) ③最強のふたり(Intouchables)※ゴリゴリネタバレなので注意 ①アリー・スター誕生 面白かった!3本の中では一番心に残ってる。オセフンくんとすほちゃん(推し)が良かった、インス…
題名であったりサムネイル画像を見て、「ベタな恋愛映画なのかな」「教養系の映画なのかな」と思って敬遠気味だったのですが、暑さで気が弱っていたせいか、見てみました。以前、「世界一キライなあなたに」という映画を見て、事前の想定と全く違ったという記事を書きましたが、同じように想定外の展開で、良い方向に驚かされました。教養系の甘い恋愛映画だと思い込んでいたんですけどね… reedonshore.hatenablog.com 考えてみると主演のケイト・ウィンスレットは社会的な発言をしたりしていて、また出演作を選べる人になっていると思いますので、単なる恋愛映画にはもはや出演しようと思わないかもしれません。仕…
2008年公開のアメリカ映画です。 第81回アカデミー賞において、主要5部門(作品・監督・脚色・主演女優・撮影)にノミネートされました。 (今回もネタバレありで書きます) 引用元:IMDb あらすじ 1958年のドイツ、15歳のマイケルは、21歳年上のハンナとベッドを共にし、彼女に頼まれて本を朗読してあげるようになるが、ある日突然、彼女は姿を消す。時は流れ、戦時中のある罪を問われて投獄されたハンナのために、マイケルは物語を朗読したテープを刑務所に送り続けるが……。 引用元:映画com. 鑑賞後はしばらく気持ちが処理できない ハンナが背負い込んだ秘密 寄り添えなかったマイケルの罪 鑑賞後はしばら…
死と引き換えにでも知られたくなかったこと 2008年 アメリカ・ドイツ合作 ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説「朗読者」を、「めぐりあう時間たち」の監督&脚本家コンビが映画化した作品です。 第二次世界大戦後のドイツで生きた男女の切ない愛と秘密が、息苦しいまでに描かれています。画面も決して色鮮やかではないし、華やかさとは無縁の映画でもあるが、観た人々の心の奥に切々と訴えかけてきます。 人は本当に愛する人のために、何が出来るのか。 その人が望むものを与えることが、その人の人生を狂わせることになろうとも、それをしなくてはならないのか。 自分の抱える大きな秘密を背負って生きる主人公・ハンナ。 …