施設運営における現場尊重と最終決定のバランス 施設運営を人の身体に例えるなら、介護・看護部門は筋肉や骨格、事務所は脳にあたります。筋肉や骨格がしっかりしていなければ身体は支えられず、脳が適切な指示を出さなければ身体全体が機能しません。どちらも切り離せない存在であり、相互のバランスが取れてこそ施設は健全に運営されます。 施設長である私は、現場を尊重することの重要性を十分理解しています。介護・看護の現場がなければ、施設運営は成り立ちません。しかし、最終決定は事務所サイドである施設長が行うべきだと考えます。なぜなら、責任を取るのは最終的に施設長であり、その責任を現場に押し付けるべきではないからです。…