池田大助捕物日記:野村胡堂 1953年(昭28)同光社磯部書房刊。11篇所収。 1952年(昭27)雑誌「読切倶楽部」一部掲載。 野村胡堂と言えば「銭形平次捕物帳」が代名詞のようになっているが、その外に「池田大助」の捕物帳のシリーズがある。この池田大助ものは戦後になってから書き始められ、雑誌「読切倶楽部」などに長期間連載されていた。全集10巻本に83篇が収められている。 池田大助捕物日記:野村胡堂、成瀬一富・画 主人公の池田大助は大岡越前守の屋敷の用人として抱えられているが、奉行所の与力や同心ではなく、あくまでも「手伝い用人」として御用聞きの源太親分や飴屋の仙太郎とともに難事件を解いていくとい…