日頃から住民が横切る「勝手踏切」に『天風録(250403)』は思う▲遮断機や警報機はなく、正式な踏切ではない。日頃から住民が横切る道をいう。地域の生活道として役割を果たしている実態もある。だが列車との接触事故は後を絶たない▲そもそも線路に無断で立ち入るのは違法行為だ。鉄道会社は柵を設けるなど解消に取り組んではいるものの、地元の理解も課題となり容易ではないらしい▲おととい明らかになった国土交通省の調査によれば、中国地方にも1816カ所ある。広島市では昨年4月と10月に高齢男性が列車にはねられ、亡くなった。「勝手踏切」と呼ばず、命の危険を伝える名付けに知恵を絞るのもいい対策になるのでは。 (私は思…