始発の列車で上京、ちょうど開館時間に東京国立博物館に到着。 入り口でちょっとだけ並ぶが、数分で入場できた。 その並んでいる最中に、すぐ前にいたおじさま(先生と呼ばれていた)が隣の女性に、「密教はその他の宗派と違って色々と明らかにしない部分があるから、楽しみなんだ。密教はおもしろいからねぇ…」などと話していた。 心の中で「そうですよね!」と相槌を打ちながら、胸の高まりを密かに共有するのだった。 密教の最も大切な部分は、経典では略されるが図像が端的に示している。 密教は難解ゆえに、空海は『御請来目録』の中で上のような言葉を遺している。 だからこの度の展示でも、お経だけでなく絵画や仏像など、文字情報…