お母さん、あなたの言っていたこと、やっぱり正しかったよ。 あなたから逃れるように結婚した私は夫が言うこと、すること、しないことに批判していたあなたの言葉から夫をかばった。文化の違いだからと。 家を出る日、空港の搭乗口へと向かう入り口で「いやになっちゃったら戻ってきなさい」と涙をこらえて言ったあなたに、瞬間的に涙がこみ上げたけど「嫁ぐ門出の言葉がこれ?」と切り替え、「そんなことあるわけないじゃん。」とわざと明るく答えた。見送りの姿が見えないところまで来ると「これでうちに帰る道は絶たれた」と心の中でつぶやいた。 あなたがいなくなった今、夫をかばう理由がなくなった。今まで口にすることのなかったことを…