長崎市内の某郵便局長――特定郵便局長の世襲3代目――が16億円もの詐欺を働き、しかも15万円しか弁償してない(らしい)事件の記事が、デイリー新潮に掲載された。 正確には書籍『ブラック郵便局』の抜粋である。 (⇒ デイリー新潮 2025年4月15日記事:被害総額16億円、私腹を肥やした郵便局長の「だましの手口」 顧客の金で戸建て4軒、車21台を購入) この郵便局における「特定郵便局長」というのは世間でもかなり有名で、それが(たいがい)世襲だというのもセットで知られている。 もちろん全国津々浦々にある郵便局は、日本郵便株式会社という日本有数の巨大民間企業の支店である。 その店舗数はコンビニ全社で5…