バレーボールネーションズリーグ(VNL)が始まっている。 今年の男子日本代表は、石川祐希、高橋藍、小野寺太志といった主力を休養させ、ふだん代表戦では出場機会の少ない選手たちがコートに立っている。 それでも、チームはしっかり戦えている。 いや、むしろ「戦えている」どころか、見ていてワクワクする場面が多い。 それは、選手層の厚みが増してきた証拠だと思う。 宮浦健人という存在 今の代表を見ていて、真っ先に目に入るのが宮浦健人だ。 オポジットとして、攻撃の軸を担い、サーブでも流れを引き寄せる。 先日のフランス戦では、最終セットでサービスエースを決めて勝利を引き寄せた。 あの場面であのサーブを打てる選手…