上映時間175分の映画、「国宝」を観てきました。 吉田修一自身が3年間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を血肉にし、書き上げた渾身作「国宝」。 任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げた主人公・喜久雄の50年を描いた壮大な一代記。 kokuhou-movie.com 観る前は、気合入ってそうだし面白そうではあるけれど、自分は歌舞伎にそこまで興味はなく楽しめるか少し心配していました。 小学生のときに観た歌舞伎と比べて違和感が無いほど質は高く、むしろ出演者に共感して楽しむ見方をする私にとっては、劇中の歌舞伎の方がカメラワークも相まって楽しかったです。 そして、歌…