「晩春」の頃を表した季語に 「春深し」(はるふかし) があります。 晩春のこの時期は、昔から 人をして物思いに耽らせる季節だったようで、 「春深し」という季語には、 「暮の春」「春惜しむ」「行く春」「春愁」 など類縁の季語が無数にあります。 晩春の頃 暮の春(くれのはる) 春の夕暮れ 春の終わり 暮の春・行く春・春惜しむ 「春深し」との相違点 「暮春」を象徴する「藤の花」 春惜しむ、惜春(せきしゅん) 行く春(ゆくはる) 春愁(しゅんしゅう) 晩春の頃 新年度が始まってひと月近く経つと、 新学期、新年度の様々な行事も一区切りし、 緊張感も解けてきます。 ふと外を見ると、とうに桜も散っていて 春…