江戸時代、庶民の間でも遠路はるばる旅をしながら有名寺社に参拝することが流行していました。特に善光寺や伊勢神宮は有名ですね。参拝者を相手に門前町が形成され、旅籠屋や料亭や蕎麦屋、団子屋など、寺社を中心に町中が賑わっていました。そんな東京の門前町に都市化が訪れると、そこは住民の生活空間となり、スーパーやコンビニができて、銀行や不動産屋やファーストフードのチェーン店が溢れます。生活はどんどん便利になっていきますが、門前町独特の雰囲気は失われてしまいます。 さて、そんな都市化した東京において、私が独断で選んだ「古き良き門前町の姿を今に残す寺社3選」をお届けいたします。寺社そのものの歴史や魅力もあります…