ネタバレします。 「人間の巻」 スサノオの命は八俣の大蛇を退治し、その尾からひとふりの剣を発見する。 その後その剣はスサノオからヤマトタケルの手に渡る。 それが天叢雲剣、別名草薙剣である。 竹内老人は武に「聖痕もあとふたつ。この先はわしが案内しよう」と告げる。 この後本作で名場面のひとつが描写される。弟橘姫(おとたちばなひめ)の登場である。 ふたりは静岡県焼津市を訪れる。 このあたりでは丸石の信仰があるという。 この丸石を本作では卵としてその中から人が生まれた物語があり、かぐや姫も元来は竹ではなく卵から生まれた話だったらしい、と語る。 老人はとある洞に祀られていた丸石=卵を杖で叩き割る。 中に…