偶然出会ってタイトルに惹かれた木下龍也さんの詩集『オールアラウンドユー』。それより前に発行されている『きみを嫌いな奴はクズだよ』を読んだ。このタイトルもとても惹かれる。 また勝手に鑑賞文を書いてみる。 きみを嫌いな奴はクズだよ 現代歌人シリーズ 作者:木下 龍也 書肆侃侃房 Amazon ついてきてほしかったのに夢の門はひとり通ると崩れてしまう (p.31) 読んだときに胸に刺さるものがあった。同じ大学を目指して頑張っていた友人と、結果を伝えあった日の気まずさや、大学、就職で同じものを目指していた人たちとの関係が終わった時のことを思い出した。最後はみんな独りになるんだ。 「いきますか」「ええ、…